Hand Dyed Yarn

Yukinohi YARN ~手染め毛糸 Blog

2024/03/23 12:55

この4月、イギリスから新しいベース糸を仕入れることとなりました。

Jhon Arbon Textiles というその紡績工場は、古くは1900年代初めのビンテージマシンやイタリア、スウェーデンから輸入したマシンなどを使っています。(輸入したときに部品がついていなくて、作ったりしたとのこと!)

ではホームページの一部を抜粋してご紹介以します。

「ミルはノースデボンの中心部に位置しています。エクスムーアを取り巻く風景は、なだらかな湿原、苔むした樹木が茂った渓谷、ドラマチックな崖など、絶え間なく変化する景色で、そのすべてに多種多様な地元の羊が生息しています。この土地で育てられ、刈り取られた繊維を可能な限り使用しています。さまざまな地元の品種を試しているうちに、エクスムーアホーンとブルーフェイスレスターの交配種であるエクスムーアブルーフェイスなど、いくつかの根強いお気に入りを見つけました・・・」

そして今回、ここで新たに紡がれた毛糸を仕入れることとなりました。

実は今年に入ってからシェイドカードを取り寄せて、仕入れる糸を検討していましたが、何よりこの新しい糸がとても素晴らしく、特徴のある糸で、すっかり魅了されてしまいました。

日本ではとかく肌触りが糸の価値や選択の中心になりがちですが、(お肌が弱いなどの条件が付く方はべつとして)それが「絶対」や「第一」ではないと思うようになりました。
なんというか、肌触りの良しあしとは別の価値や面白みがある、といったところでしょうか。(肌触りを無視する、というわけではありませんが)
そんなことを思いつつ、今回 「Devon Naturals DK Weight」を当ショップに迎えることとなりました。

染色用ということと、また未知の素材にあまり固執せず、ということを踏まえて二種類を。
また、DK Weight にしたのは、より太い方がこの糸の持つポテンシャルが伝わり易いのではないかと思ったからです。

当ショップが仕入れるのは、地元のExmoor Blueface~エクスムーアブルーフェイス とZwartbles~ズワートブルズのブレンドです。
このシリーズの毛糸にはそれぞれ名前がついています。
Edna、Ethel、Zebebdee …etc
ミルの愛情が伝わってきますね。

実際に届くのは4月半ばを予定しています。
その後、テストをしてから店頭に並ぶか、あるいは受注販売となるのが5月に入ってからになると思います。
遠くイギリスのノースデボンのエクスムーアという聞いたこともない場所からの毛糸・・・楽しみでなりません。