Yukinohi YARN ~手染め毛糸 Blog
2021/04/23 20:14
手染めでも使われる、マルベリーシルク。
シルクの中でも「高級と言われている」のですが…高級なの?
結論から言うと、マルベリーシルクだからといって、高級なわけではないのです。
シルク=絹は、蚕(カイコ)の繭から取った天然繊維なのですが、マルベリーシルクとは、その蚕がマルベリー=桑の葉を食べて蚕が繭を作り、その繭から作られたものなのです。
現在、市場に流通しているシルクのほとんどが、このマルベリーの葉を食べた蚕によるものです。
だから、シルクの中ではごくごく普通のものなのです。
とはいえ、シルク自体が高価なので、綿や羊毛とは位置づけが違い、絹糸が高級繊維であることに変わりはありません。
ちなみにこの蚕、家畜と一緒で、昆虫版の家畜すなわちミツバチと同じなのです。
世界における繭・生糸の生産量は、第1位が中国(75%)、次いでインド(22%)、ウズベキスタン(2%)~2018年JETRO資料
そして、やはりそれらは桑の葉が食餌ですが、その生糸を各国が輸入して、マルベリーシルクとして生産しているのではないか、と思われます。
ちなみに日本における養蚕業は…なんと遺伝子組み換え蚕の生産に成功したり、クリーンルームでの養蚕工場によるシルクの生産が進んでいます。
熊本には、世界最大級の養蚕工場があって、繊維のみならず、医療、化粧品や食品の分野にも進出しています。
マルベリーシルクがシルクの中では普通という位置づけでも、手触りは良いし、肌にも優しいことに変わりはありませんよね。